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みすぎよすぎ
俗世 濁世を 身過ぎ 世過ぎ 生きて来た男の 俳句な日記
MY ALBUM
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思い出の 君はいつでも 百合の花
夕立や 見知らぬひとと 雨宿り
野いちごを いとけなき子の てのひらに
誕生日二十六日五月晴
連れ合いに 合せる歩調 夏はじめ
業平の想ひは尽きず都草
俯きて美しきうなじや姫紫苑
行く春や深き痛手の癒えぬまま
横道も 一途の道」も 猫の恋
たんぽぽのようにあかるくほがらかに
春の日や空にZ の雲ひとつ
蕗の薹 頂く今朝の 山の幸
木蓮の 白き記憶を 辿りけり
春の雨 水輪残して 消えにけり
踏ん切りを 着けざるままに 春炬燵
チューリップ 幼馴染みは 何処にぞ
仄かなる 碗の温みや 春愁
熟年の 背中寂しき 梅の里
菜の花は愛する者の声の色
夜桜の 下であなたに 二日酔い
青空をキャンバスにして桜かな
春の夢 近江は遥か 遠江
「人形の家」飛び出しちゃって「夜の蝶」
ぎこちなく 近寄る二人 春浅し
満ち足りぬ 思ひを色に 紅椿
黄水仙 くわえタバコの 街の角
春風に 漂ふ如く 舞いにけり
掌に春呼び込んで載せにけり
雄鶏の催す春のきざしかな
紅椿 落ちて再び 艶やかに
春の雲 地上に降りよ 一休み
賑わへり ハローワークの 寒き春
一筋の 道真っ直ぐに 春立てり
青空に流れる雲や冬終わる
亡き母と 見紛う妻の 卵酒
日溜まりの 小鳥の住まい 春隣
片方の 耳にマスクを ぶらさげて
後悔の影 引き摺って 冬の月
投げ出せば 足の触れ合う 炬燵かな
枯野より 生まれる如く 雲の群れ
冬凪の如き硝子に 映るもの
諦めるなんて慣れっこ冬の雲
今日を生き 明日へと繫げ 寒雀
鼻水を すすりながらの 散歩道
冬草の プロムナードを 歩きけり
万両や 人気の絶えた 散策路
それぞれの 映せし翳り 冬木立
竹林の 春待つ音色 ひしめけり
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Posted by みすぎよすぎ
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